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スポーツ医科学レポート NO.12

5.スポーツ競技と鍼灸マッサージ

    伊藤 光洋
((社)岐阜県鍼灸師会 副会長)

 近年、各県で行われているスポーツ競技に於いて、各県の鍼灸師、マッサージ師によるチーム帯同活動や、現場でのトレーナー活動が盛んに行われる様になってきました。これもスポーツ選手に合ったサポートがなされ、鍼灸マッサージ師が選手のニーズに答えるべく、スポーツ障害(傷害)や運動生理学、栄養学といった、スポーツに関する専門的な知識や技術の習得をして、活動するようになってきたからでしょう。
 現在では、国民体育大会(国体)や、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の開催される県に於いては、鍼灸師マッサージ師会が、各団体で勉強会のカリキュラムを作成し、スポーツ専門領域の研修を行い、選手の疲労回復や、コンディショニング作りを行う、ボランティア団体発足の準備がされます。また全国のスポーツケア・ボランティア団体と情報交換をしてみますと、選手のみならず、スポーツ競技を支える大会関係者へも、ケア・サポートが行われる様になってきました。
 こうした活動の輪が広がり、全国の鍼灸師マッサージ師会の団体が中心となり、国体やインターハイをはじめ、マラソン大会など、あらゆるスポーツ競技の場で、サポーターとしてのボランティア活動が盛んに行われる方向に進んできています。
 岐阜県でも平成11年2月に「スポーツ鍼灸セラピーGIFU」を発足しました。この団体は、スポーツ鍼灸に興味のある鍼灸師、マッサージ師で構成され、スポーツ障害(傷害)や、テーピングなどの研修を終え、スポーツイベント会場でケア・サポートを行うボランティア団体です。
 平成11年4月に大野町で、第3回全国女子ソフトボール選抜岐阜大会・高校総体リハーサル大会が開催されました。その時に「スポーツ鍼灸セラピーGIFU」のメンバーがサポートにあたり、翌年のインターハイでもサポートする方向で進められていました。しかし、平成12年開催の岐阜高校総体「インターハイ」では急にソフトボールのサポートができなくなり、高校総体開催に携わる関係者に、ご理解が頂けなかったのが残念でした。また、女子ソフトボールの選手や関係者にサポートの中止の旨をお伝えし、申し訳なかったと反省した次第です。
 しかし、急ではありましたが、関市の体育館で開催されたバレーボール大会にサポート依頼があり「スポーツ鍼灸セラピーGIFU」のメンバーが協力することとなり、四日間ではありましたが、選手のケア・サポートを実施しました。関係者のご理解の賜と感謝致した次第です。
 長良川国際トライアスロン大会にも「スポーツ鍼灸セラピーGIFU」がサービステントを出しています。最近この大会で特に感じたことは、ゴール後に、ジュニア(20歳まで)の男女の選手が、大変沢山サービステントを利用されることです。10代の若い選手程、競技の後でのアイシングやストレッチはしっかりやった方がいいと云う考えや、必要性を認識されているからだと思いました。また、アメリカ、韓国、中国、オーストラリアなどの海外選手の参加も多くなり、語学の必要性も感じた次第です。
 今後もトライアスロンサポートを続けて行きます。体験してみたい先生や、興味のある先生は、お気軽にご連絡下さい。

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